FUSION MASTERPIECE 1500  

「フュージョン全盛の1970~80年代に発表されたベスト・セラー30タイトルを最新24ビット・デジタル・リマスタリングで期間生産限定発売。」

というわけで、とりあえず5タイトル:

 「夜の彷徨」 ラリー・カールトン
 「ストライクス・トワイス」 ラリー・カールトン
 「キャプテンズ・ジャーニー」 リー・リトナー
 「ギターに愛を」 ロベン・フォード
 「ブリージン」 ジョージ・ベンソン

紙ジャケでないのがちょっと残念

# by major_keys | 2007-09-02 15:11 | ジャズ・フュージョン

Mo'Bop III/渡辺香津美ニューエレクトリックトリオ  

 ニューエレクトリックトリオの新譜で第3弾。
 過去2作のほぼ延長線上といえますが、ブラジル人のパーカッショニストが参加していて、サンバのリズムが登場するなど新しい試みもあります。もちろん香津美氏の超強力ギターは健在で、リチャード・ボナ(b)、オラシオ・"エル・ネグロ"・エルナンデス(ds)のリズム体も完璧です。ちなみに今回はキーボード抜き。
 9の「マンハッタン・フル・ダンス」は「トチカ」に収録されていた名曲のセルフカバー。オリジナルは軽快な春夏のイメージでしたが、こちらは重いリズムで秋冬のイメージです。

Mo'Bop III / Kazumi Watanabe New Electric Trio:
1. Emboss
2. Somewhere In Time
3. Tiger Beam
4. Lawns
5. Dragon's Secret
6. Good Fellows
7. Infancia
8. Stolen Moments
9. Manhattan Flu Dance

# by major_keys | 2006-09-23 20:48 | ジャズ・フュージョン

ベスト・オブ・ナラダ・マイケル・ウォルデン  

 ナラダ・マイケル・ウォルデンのベスト盤で1995年発表。日本のみの発売。
 ナラダといえば、ジョン・マクラフリン率いるマハビシュヌ・オーケストラのドラマーから始まり、ジェフ・ベックの「ワイヤード」での衝撃的なドラミング、高中正義の「サダージ」への参加などドラマーとしての活躍が印象的ですが、マライア・キャリーやホイットニー・ヒューストンのアルバムのプロデューサーとして数々のヒットを生み出してきたヒットメイカーでもあります。また、自身のソロアルバムではクインシー・ジョーンズやジョージ・ベンソンを彷彿とさせるブラコン/ダンス・ミュージックを披露。自身で歌も唄います。
 ライナーノーツではナラダを主にスーパープロデューサーとして紹介していて、「実はこの人、元々はドラマーなんですよ。」みたいなことが書いてあります。僕はこれにはかな~り不満で、「『レッド・ブーツ』聴かんかい!」と思わず叫んでしまいました。また、どこかのレビューで、ドラマーとして食っていけないからプロデューサーに転じたなんてことも書いてありましたが、それは本当かも。
 本作には1976年発表のファーストアルバムから1995年までの10作のソロアルバムからナラダ自身がピックアップした16曲が収録されていて、かなりお得です。1~3はファーストアルバムからで、インストナンバーはジェフ・ベック風というか、マニアックに言うとビル・コナーズ在籍時のRTFみたいな感じです。4以降は一貫してブラコンとダンス・ミュージック。ヒットチャートの上位にランクされた曲もいくつかあります。ナラダ自身がヴォーカルもやっていますが、こちらはジョージ・ベンソンの方が上手いですね。
 中古屋でたまたま見つけたCDですが、けっこう当たりでした。ドライブの必需品となっています。

ミュージシャン:
ナラダ・マイケル・ウォルデン(ds,vo)、カルロス・サンタナ(g)、ハイラム・ブロック(g)、コルラド・ラスティッチ(g)、ウィル・リー(b)、TMスティーブンス(b)、ランディ・ジャクソン(b)、デヴィッド・サンシャス(key)、クリフ・カーター(key)、フランク・マーティン(key)、パティ・オースティン(vo)他

BEST OF NARADA MICHAEL WALDEN:
1. WHITE NIGHT
2. DELIGHTFUL
3. FIRST LOVE
4. RAINBOW-SKY
5. I CRY, I SMILE
6. I DON'T WANT NOBODY ELSE (TO DANCE WITH YOU)
7. THE AWAIKENING
8. I SHOULDA LOVED YA
9. TONIGHT I'M ALRIGHT
10. I WANT YOU
11. SAFE IN MY ARMS
12. REACH OUT (I'LL BE THERE)
13. HIGH ABOVE THE CLOUDS
14. GIMME, GIMME, GIMME
15. DIVINE EMOTIONS
16. SO LONG

# by major_keys | 2006-02-01 23:41 | ジャズ・フュージョン

スーパー・ギター・トリオ ライブ!  

 アル・ディ・メオラ、ジョン・マクラフリン、パコ・デ・ルシアの「スーパー・ギター・トリオ」のライブ盤で1981年発表。原題は"Friday Night in San Francisco"。
 各界の超絶技巧ギタリスト3人の共演ということで、当時はずいぶん話題になりました。もちろん、ディ・メオラとマクラフリンはジャズ・フュージョン界から、パコはフラメンコ界の第一人者です。僕の記憶では、ディ・メオラとマクラフリンは共にオベーションのアコースティックギター(スチール弦)でピック弾き、パコはもちろんフラメンコギター(ガット弦)で指弾きです。アコースティックギターの限界ともいえる壮絶な速弾きとユニゾンが聴ける一方で、実に美しく感動的な演奏が聴けます。「歌う速弾き」はもう反則ですよね。
 1の「地中海の舞踏/広い河」はディメオラとパコのデュオ。イントロの美しいアルペジオは超有名(意外と簡単に弾けますよ、これ)。すぐに必殺ユニゾンとソロ合戦になります。パコはやはりフラメンコ出身のせいか使うスケールは限られていて、ところどころスケールアウトしているようにも聴こえるのですが、そんなことは関係ないとばかりに情熱的なフレーズを連発しています。ディ・メオラも得意のスパニッシュフレーバーあふれる演奏です。この曲ではパコのパワーがディ・メオラを上回っているように思えます。これはもう涙なくして聴けない大感動作です。
 2の「黒い森」はディ・メオラとマクラフリンのデュオ。ジョン・マクラフリンという人はわりと手癖で弾くところがあってあまり好きではないのですが、この曲も例外ではありません。ディ・メオラのギターがよく歌うだけに(まあスパニッシュな感じが日本人受けするだけですが)ちょっと残念です。途中で「ピンク・パンサー」のテーマが登場するなどお遊びも結構ですが少々やりすぎですな。LPではここまでがA面。
 3の「フレボ」は再びディメオラとパコのデュオ。いきなり壮絶ユニゾンで始まりド肝を抜かれますが、すぐに美しい旋律に移ります。情熱的なフレーズ連発でたまりません。これはいい。
 4の「幻想組曲」でやっと3人登場。ダンサブルなイントロの後に最初のテーマ部分がはじまりややスパニッシュな感じ。3分後半から始まる次のテーマはメキシカン(?)な明るい感じ。この曲でもマクラフリンのギターだけ歌っていないような。
 5の「ガーディアン・エンジェル」も3人登場。イントロのアルペジオが実に美しい。アンサンブルも情熱的で美しい。
 僕の中ではこのアルバムでのパフォーマンスは、パコ>ディ・メオラ>>マクラフリンの順です。アコースティックギターの場合はトリオよりもデュオの方が向いているのかもしれません。
 この3人は1995年に「ザ・ギター・トリオ」という同様のアルバムを発表していますが、こちらは未体験です。

FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO / JOHN McLAUGHLIN, AL DI MEOLA, PACO DE LUCIA:
1. MEDITERRANEAN SUNDANCE/ RIO ANCHO
2. SHORT TALES OF THE BLACK FOREST
3. FREVO RASGADO
4. FANTASIA SUITE
5. GUARDIAN ANGEL

# by major_keys | 2006-01-22 21:07 | ジャズ・フュージョン

ダンディズム/渡辺香津美 DUO with 小曽根真  

 日本が誇る「ギターマエストロ」渡辺香津美氏と、これまた日本が誇る超絶技巧&神戸のジャズピアニスト小曽根真氏のデュオ作で1998年発表。
 高度なテクニックをもつギタリストとキーボーディストが共演すると、ガチンコ勝負の壮絶バトルになることが多い中、このお二人はちょっと違いました。とても「熱い」演奏ではありますが、そのなかで大人のクールさを感じることができます。香津美氏はフルアコとガットギター、小曽根氏はグランドピアノ(スタインウェイでしょう)をプレイ。オリジナルを中心にスタンダードナンバーが数曲という構成です。
 何といっても1曲目から度肝を抜かれます。チック・コリアの名曲「スペイン」のデュオ版です。僕は「スペイン」には特別の思い入れがあって、安易なカバーは許せないタチなんですが、この演奏・アレンジはスバラシイです。原曲はエレピ、フルート、ウッドベース、ドラムを軸に手拍子や掛け声(?)が入った情熱的な感じでしたが、これをギターとピアノでやる場合の最高の答えがこれでしょう。ときには激しく、ときには優しく、原曲のイメージを損なうことなく見事な仕上がりになっています。ただ、この曲では小曽根氏のピアノのパワーが香津美氏のギターを上回っています。まあ楽器の特性上どうしてもこうなりますけどね。
 他の曲については手短にコメントしましょう(笑)。2は静かなバラード曲。3はガットギターとピアノのダイナミックな掛け合いが聞きもの。4はおなじみのスタンダードナンバー。5は幻想的なスローバラード。6はジョージ・ウィンストンを彷彿とさせるクラシカルなイントロで始まり、後に続くガットギターの熱いソロと力強いピアノソロが印象的。7はミュージカル「アニー」の劇中歌として有名。8のタイトルチューンはハードなスウィング&シャッフルナンバー。小曽根氏のピアノはハービー・ハンコックばりの熱演。ギターとの対話も楽しいです。
 電車の中でも部屋でくつろぎながらでも楽しめる1枚です。

Dandyism / Kazumi Watanabe DUO with Ozone Makoto:
1. Spain
2. Babi's Bossa
3. Azimuth
4. Someday My Prince Will Come
5. Pray
6. Passionate Snow
7. Tomorrow-Maybe From "Annie"
8. Dandyism

# by major_keys | 2006-01-15 00:07 | ジャズ・フュージョン

フロム・ザ・ストリート/トム・コスター  

 トム・コスターのソロ第8作で1996年発表。
 トム・コスターは古くはサンタナのキーボーディストとして(「哀愁のヨーロッパ」の作曲者の一人としても有名)、その後はソロ活動の一方でスティーヴ・スミスの"VITAL INFORMATION"へ参加するなど、実にアグレッシブなベテランのキーボーディストです。そのプレイをあえて形容するなら「スーパー・ハイテク・ハード&ファンキー」。本作はソロ8作目で、前作の「禁断の果実」(1994年)のハード路線を引き継ぎつつも、やや角が取れて聞きやすくなった感じです。このときすでに55歳(!)。プロデュースを担当しているのは息子のトム・コスターJr。息子もキーボーディストだったはずですが、本作ではプレイしていません。参加ミュージシャンは以下の通り。

トム・コスター(key)、マイケル・ブレッカー(ts)、ボブ・マラック(ts)、マーク・アイシャム(tp)、ディーン・ブラウン(g)、スティーヴ・カーディナス(g)、ティム・ランダース(b)、ステュアート・ハム(b)、シーラ・E(perc)、デニス・チェンバース(ds)

今気付きましたが、ギターのディーン・ブラウンはマーカス・ミラーのバンドのギタリストですね。本作ではリズムギターに徹してるようです。
 本作ではメカニカルなピアノ(デジタルでしょう)が強く耳に残ります。これは彼のプレイの特徴を端的に表していて、力強いタッチで畳み掛けるように弾くスタイルはキース・エマーソンに通じるものがあります(また出た(苦笑))。シンセサイザーもよく使っていてKORGのお得意様です。
 1はレーシングマシンのエンジン音で始まった後、スピーディーなピアノがいきなり爆発します。フリージャズの流れではありますが、アレンジは緻密に計算されたものでしょう。ちゃんと口ずさめるメロディがありますから(笑)。ピアノソロの後にサックスソロ、最後はディストーションを効かせたギターソロで締めくくり。オープニングにふさわしい緊張感あふれる演奏です。2は一転してスローなファンク。ドラムは打ち込みか?3のタイトルチューンはゆったりとしたユニゾンが続くダンサブルなナンバー。サックスソロの後にピアノソロ。4は1に通じるハードなクロスオーバー。ピアノはかなり辛口。締めくくりはサックスソロ。5はタイトルどおりジャングルを彷彿とさせるエキゾチックなサウンド。ちょっと一休みという感じ。
 6はワウワウを使ったファンキーなギターのカッティングで始まります。中間部のドラムソロはかなり強力。7もファンク。サックスがフューチャーされた本格的なもので、キーボードは控えめ。8は1,4に通じるハードなクロスオーバー。ユニゾンを強調したテーマ部分はかなりハード。ディストーションギターのクレイジーなソロも強力。サックスソロの後はやっぱりピアノソロで締めくくり。9はタイトルどおりのファンクですが、単純なリズムの繰り返し(打ち込みか?)はちょっと退屈。わざとチューニングを狂わせたホンキートンクピアノに少々ビックリ。タイトルの「Joe」はジョー・ザビヌルを指しているとの根拠のない噂あり。10はヘヴィなリズムとメカニカルなシンセサイザーが印象的。ギターソロもヘヴィ&ハード。
 トム・コスターの近況についてはVITAL INFORMATIONのウェブサイトで確認することができました。写真では歳とって少々くたびれてますが、バリバリ現役のようです。
 トム・コスターのソロ作についてはいずれも廃盤になっているようです。私は初期作を持っておらず、なんとか再CD化して欲しいものです。

FROM THE STREET / TOM COSTER:
1. Can't We All Just Get Along?!?
2. Monk-E-Shines
3. From the Street
4. Dennis the Menace
5. Amazon Life
6. Pharaoh's Jig
7. What's the Deal?
8. She Said She Didn't
9. Funky Joe
10. Spankin'

# by major_keys | 2006-01-08 00:46 | ジャズ・フュージョン

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